ピアノを演奏する際、椅子が必ず必要になります。
ピアノ椅子にはこだわりを持つ方が少ないですが、練習で長時間座ったり、椅子の高さや座り心地によってピアノの上達に影響を与えることもあるため、できるだけ重視して選びたいものです。
とはいうものの、ピアノ椅子には取り扱いのメーカーも多く、背もたれタイプの椅子からベンチタイプの椅子など種類もさまざまで、どれを選べばいいのかわからないという方も多いはず。
今回は、ピアノ椅子の選び方やおすすめのピアノ椅子をピックアップしていきます。
大切なのは、自分に合ったピアノ椅子を選ぶこと。
しっかり比較して、快適にピアノを弾けるような環境を作っていきましょう。
ピアノ椅子の種類
引用元:https://www.instagram.com/p/CKvDYypMKuA/
ピアノ椅子には主に背もたれがあるトムソンタイプの椅子と、背もたれがないベンチタイプの椅子があります。
それぞれの特徴を知って自分に合った椅子を選べるようにしておきましょう!
トムソンタイプの椅子
引用元:https://www.instagram.com/p/CK0UbxbF7nB/
最もオーソドックスなタイプで、ピアノ教室や発表会、コンクールなどでも使われる機会の多いピアノ椅子です。
後ろのつまみを使って簡単に高さの調節をすることができます。
演奏中に背もたれは使わないものの、背もたれが重心となり前に体重をかけても椅子が傾きにくい点も使いやさのポイントです。
デメリット:座面が固いものが多い、値段が高い
ベンチタイプの椅子
引用元:https://www.instagram.com/p/CLKo7cxlxKo/
ピアノを購入した際にセットでついてくることが多い椅子で、一般家庭で使用するのに適しています。
デザインやカラーなど種類も豊富で人気がありますが、高さを調節する際に側面のネジを回すタイプのものが多く、トムソン椅子に比べると高さ調節に手間がかかるのが特徴です。
トムソン椅子に比べるとクッション性があり、裾の広がったドレスのラインなども邪魔せず、コンサートなどで用いられることも多くあります。
デメリット:トムソンタイプのように簡単に高さ調節ができない
ピアノ椅子の選び方を重視するべき理由
引用元:https://www.instagram.com/p/CJQTijblFd0/
ピアノ椅子はどんなものを選んでも変わらない…と思っている方もいるかもしれません。
しかし、ピアノ椅子は、ピアノを選ぶくらい重要なものです。
なぜ、ピアノ椅子の選び方に重視するべきなのか、それには理由がたくさんあります。
姿勢を悪くしたり変な癖がついたりしないようにするため
例えば、専用のピアノ椅子ではなく、自宅にある椅子を使ったとします。
そうすると、姿勢が悪くなってしまったり、変な癖がついてしまったりすることがあるので要注意です。
そもそもピアノ椅子は、激しい演奏にも耐えられるような安定感があったり、高さを細かく調節できたりと、ピアノを弾く上でたくさんの工夫が施されて作られています。
安全かつ快適に演奏に集中するためにも、必ず専用のピアノ椅子を使用しましょう。
よりいい音を出すようにするため
ピアノを演奏する際、鍵盤に置いた手が肘から手首まで水平になるくらいがちょうどいい高さです。
ちょうどいい高さで演奏をすると、指や手が疲れにくく、力も伝えやすくなるため、よりいい音が出るようになります。
正しい姿勢を保つため・いい音を出すためにも、ピアノ椅子の選び方は重要です。
長時間座っても姿勢を保てるようにするため
特にコンクールや発表会などがある方は、長時間ピアノの練習をするはずです。
そのため、長時間座っていても快適で疲れにくいピアノ椅子を選ぶことが重要になります。
ピアノ椅子には、クッション性の高いものやレザーでハリがあるものなど、素材にもさまざまな種類があるため、座り心地もしっかり重視するべきです。
ピアノ椅子の選び方4つのポイント
引用元:https://www.instagram.com/p/CJvbk4IHw3y/
冒頭でもお伝えした通り、ピアノ椅子を選ぶ時は自分に合ったものを選ぶことが大切です。
次のピアノ椅子の選び方のポイントを参考にしながら、自分に合ったものを選びましょう。
①何人で使うかを明確にする
ピアノ椅子を何人で共有するのか明確にしておきましょう。
例えば、家族や友人などで共有して使うのであれば、簡単に高さ調節ができるトムソンタイプの椅子がおすすめです。
最近ではワンタッチで素早く高さ調節ができるものなどもあるので、お店で実際に高さ調節をしてみて選んでみましょう。
②自分の姿勢に合わせて選ぶ
自分の姿勢に合わせて細かく椅子の高さを調節したい方は、無段階に調節ができるタイプのピアノ椅子がおすすめです。
左右にハンドルやネジがついていて、少しずつ調節ができるタイプの椅子がいいでしょう。
特に自分の姿勢にこだわりのある方にはおすすめです。
③座り心地をチェックする
ピアノ椅子に長時間座る必要がある方は、快適に座れるものを選びましょう。
特に座面のクッションに注目してみると選びやすいです。
ピアノ椅子には、柔らかいクッション性のものや、レザーでハリがあるかたいもの、厚みのあるもの、薄いものなど、商品によってさまざまなタイプがあります。
座り心地に関しては個人によって差が出るので、実際に座ってみてしっくりくるものを選びましょう。
④安定性をチェックする
ピアノ椅子はただ座るだけの用途で使うのではなく、あくまで演奏をすることを前提に選ぶものです。
そのため、演奏中の動きに耐えられる安定性も必要になります。
時には強く鍵盤を叩きながら大きく身体を動かすこともあるでしょう。
曲の強弱に合わせて自然と身体が動いてしまう…なんて方も多いかもしれませんね。
そういった動きをしたときに、椅子がぐらついたり浮いたりしてしまわないよう、安定性が保てるものを選ぶのがベストです。
こちらも実際に座って動いてみて安定性をチェックしてみるといいでしょう。
おすすめのピアノ椅子10選
引用元:https://www.instagram.com/p/CIP9eyJp7vC/
上記の選び方のポイントを踏まえた上で、おすすめのピアノ椅子を10選紹介していきます。
おすすめポイントと一緒にまとめていきますので、細かくチェック・比較し、自分に合ったピアノ椅子を選んでいきましょう。
①YAMAHA(ヤマハ)「ピアノ椅子 No.51」
- シンプルなデザインで場所を選ばない
- 人気メーカーの商品で安心
- 座ったときの安定感がしっかりしている
- 座面の素材は適度なクッション性があり座り心地も快適
- 両端にあるネジで無段階に高さ調節が可能
タイプ | 高低自在椅子 |
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サイズ | (約)幅55×奥行35×高さ48~55cm |
重量 | 10.7kg |
座面の高さ | 48~55cm |
座面の材質 | 塩ビレザー張り |
商品ページ:amazon
②キクタニミュージック 「ピアノ椅子FS-201QZJ」
- シンプルなデザイン・形で場所を選ばない
- 10,000~15,000円ほどで購入できるリーズナブルな価格
- 無段階調節タイプで約10cmの調節範囲
- 座面幅が広めで連弾などにもおすすめ
- ブラック、ホワイト、ブラウンとカラーバリエーションが豊富
タイプ | 高低自在椅子 |
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サイズ | 55.5×33.5cm |
重量 | 8.2kg |
座面の高さ | 47~57cm |
座面の材質 | 合皮レザー |
商品ページ:楽天市場
③KAWAI(カワイ) 「高低自在椅子 WB-35B」
- シンプルな見た目でどんな方でも使いやすい
- 無段階の高さ調節が可能
- 両端にあるネジで簡単に高さ調節ができて便利
- 座面に厚みがあり座り心地も抜群
- 脚部分の造りもしっかりしており安定感も抜群
タイプ | 高低自在椅子 |
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サイズ | (約)幅47×奥行31×高さ46~53cm |
重量 | 8kg |
座面の高さ | 46~53cm |
座面の材質 | – |
商品ページ:amazon
④ITOMASA(イトマサ) 「ピアノイス AE」
- 10,000~15,000円とリーズナブルな価格
- クッション性が高く快適な座り心地
- しっかりした造りで安定感も抜群
- 座面がワイドな造りで連弾などにもおすすめ
- ウォールナット、チーク、ブラック、ホワイト、マホガニー、Yマホガニーと、カラーバリエーションや素
- 材の種類が豊富
タイプ | 無段階調節式 |
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サイズ | (約)幅57cm 奥行き35cm |
重量 | 9.3kg |
座面の高さ | 46~54cm |
座面の材質 | 塩ビレザー張り |
商品ページ:楽天市場
⑤甲南 「NO.6 ピアノ椅子」
- トムソン椅子の中でも比較的リーズナブルな価格
- 背もたれがしっかりしていて安定感抜群
- 動かしやすいレバーで手軽に高さ調節が可能
- 椅子の脚は短めで安定感がある
- ツヤがあり高級感も抜群
タイプ | トムソン椅子 |
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サイズ | 40×45×88cm |
重量 | 8.5kg |
座面の高さ | 44~55.5cm |
座面の材質 | – |
商品ページ:楽天市場
⑥イトーシンミュージック 「ピアノ専用椅子 No.5C」
- トムソン椅子の中ではリーズナブルな価格
- 高さ約12cmの高さ調節が可能
- スタンダードなデザインとカラーで場所を選ばない
- 艶出し塗装・ブラックの座面で高級感抜群
- ラック式のため細かな高さ調整は不可能
タイプ | トムソン椅子 |
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サイズ | (約)幅400×高さ880×奥行460㎜ |
重量 | – |
座面の高さ | 42.3~54.3cm |
座面の材質 | – |
商品ページ:Amazon
⑦KORG(コルグ)「ピアノ椅子 PC-300」
- 4本のボルトを締めるだけで組み立て可能
- 電子ピアノやキーボードにもおすすめ
- 無段階での高さ調節が可能
- グラつきもなく安定感抜群
- 10,000円以内で購入できるリーズナブルな価格設定
タイプ | 高低自在椅子 |
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サイズ | W470mm D310mm H 460~550mm |
重量 | 6.7kg |
座面の高さ | – |
座面の材質 | – |
商品ページ:楽天市場
⑧YAMAHA(ヤマハ) 「No.5 ブラックピアノ専用椅子高低自在ピアノ専用椅子」
- シンプルなデザインで場所を選ばない
- 日本製・人気メーカーの商品で安心
- 黒色光沢・塩ビレザー張りで高級感抜群
- ワンタッチレバーでスムーズに高さ調節が可能
- 座面のクッション性も高く座り心地抜群
タイプ | 高低自在椅子 |
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サイズ | (約)幅40cm 奥行47cm 高さ88.3cm |
重量 | 8.3kg |
座面の高さ | 43~55cm |
座面の材質 | – |
商品ページ:Amazon
⑨RAKU(ラク) 「ピアノ椅子」
- 10,000円以内で購入できるリーズナブルな価格設定
- 46.5~54.5cmの無段階調整が可能
- 100kgの耐荷重があり安定感も抜群
- PUレザー仕様・高反発ウレタン素材で固すぎず屋ら若すぎない適度なクッション性
- ブラウン、ブラック、ホワイトとカラーバリエーション豊富
タイプ | 高低自在椅子 |
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サイズ | 横幅56.5cmx奥行34.5cm |
重量 | – |
座面の高さ | 46.5cm~54.5cm |
座面の材質 | PUレザー素材 |
商品ページ:Amazon
⑩Cific 「ピアノ椅子 高低自在 プロ (標準タイプ)」
- シンプルで洗練されたおしゃれなデザイン
- 高級合皮・黒塗り仕上げで高級感抜群
- ワイドな座面で連弾にもおすすめ
- 無段階で高さ調節が可能
- 滑り止め付きの脚で安定感も抜群
タイプ | 無段階調整 |
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サイズ | (約)幅56×奥行34×高さ47~57cm |
重量 | 8kg |
座面の高さ | 47~57cm |
座面の材質 | 高級合皮・ソリッドウッド |
商品ページ:Amazon
まとめ
引用元:https://www.instagram.com/p/CICLbfEFI79/
ピアノ椅子の選び方とおすすめのピアノ椅子をピックアップしていきました。
一口にピアノ椅子と言っても、トムソン椅子やベンチタイプの他に、座面の素材など、さまざまな種類があります。
快適にピアノを弾ける環境を作るためには、ピアノ椅子の選び方はかなり重要です。
それぞれの商品をしっかり比較しつつ、自分に合ったピアノ椅子を選んでいきましょう。