全日本ピアノコンクール

新しい審査方法の採用により、全日本ピアノコンクールが目指すこと

新しい審査方法の採用

新しい審査方法の採用により、全日本ピアノコンクールが目指すこと

全日本ピアノコンクールでは、地区大会とブロック大会のエントリー時に動画提出と会場審査のいずれかを選択していただき、審査を進めてまいりました。
このうち会場審査は「収録」と「対面」二つの方法を採用し、現在行われているブロック大会では、全ての会場で「収録」審査を行っております。
収録審査は、会場でカメラマンが撮影した動画にて審査員が審査するもので、国内では唯一、全日本ピアノコンクールが採用している審査方法です。
ここでは全日本ピアノコンクールでの審査方法について詳しくご説明します。

動画提出

動画提出は各自演奏を撮影、その動画を視聴し審査する方法です。
撮影・録音方法の詳細はこちらをご覧ください。

会場審査

会場審査には「収録」と「対面」二つの方法がありますが、どちらもホールでの演奏を行います。

⑴会場審査-収録

収録審査は、動画審査同様に、演奏順にとらわれることなく、何度でも繰り返し視聴し表現、技術など本質的な音楽性を審査することができます。また、地域にとらわれることもないため、質の高い全国各地の審査員に平等に関われることも大きな特徴です。
そのことから、相対ではなく絶対評価を行うためには、収録審査は重要であるとわたしたちは考えます。
全日本ピアノコンクールでは、プロのカメラマンがプロの機材を使用して収録を行います。対面による審査よりはるかにコストがかかりますが、収録審査の重要性を理解しているからこそ、会場の空気感をそのままに収録することを重視しています。

⑵会場審査-対面

一方、音の響きをよりリアルにつかむためには、その場で審査員が音を対面審査も重要です。
そこで、全国大会では、「対面」と「収録」両方の審査を採用した「ハイブリッド」審査を行います。審査員が会場で立ちあって行う審査と、プロが撮影した動画を視聴して行う審査。
両方の良さを生かすことで、公平性は担保され、より上質な審査が実現します。これこそが、全日本ピアノコンクールが目指すことです。

これから佳境を迎える全日本ピアノコンクールに、ぜひご注目ください。