楽譜の中から飛び出そう!「見て弾く」から「弾いて聞いて楽しむ」へ
これはとても大切な事で、音楽っていうものはそもそも何なのか?をお話ししたいと思います。ピアノを間違いなく弾くことが音楽でもなければ、早い曲を弾けるようになる事が音楽でもありません。音楽は心の中を表す芸術の一つなのです。
・セミナーの対象者:どんな年齢の方にも聴いていただきたいことをお話します。
・どんな悩み?
音楽は『音学』ではなく、『音を楽しむ』ことであることが大事と言われます。
では、学ぶ〜ではなく、楽しむ〜 をするためにはどうしたらいいの?
学べば学ぶほど、嫌いになってしまう「ピアノのおけいこ」、それはどうして?
音楽はもともとが学ぶためではなく、心の中を表すものから始まっています。神様という存在に全てを委ねていた時代、神に祈って、病気を治して欲しい、日照りを解消したい、、そのために祈り、祈りから音楽が発生しました。また、動物の泣き声を真似てみた、危険を知らせるために歌ってみた、繰り返しの肉体労働を景気づけるために歌った、などなど。。です。
そして楽譜ができたのは、それから相当後のこと、最古の楽器が36000年前のもの、楽譜はたった2200年前?と言われています。つまり長いこと、耳が音楽の中心であったのに対して、ここのところ、目で音楽をしている。。。楽譜に忠実に弾く事が音楽になっています。特にクラシックはそれが正解?!それによって失われたものは聴くことです。感じること、気持ちを表すこと、これが何より大切だと私は思っています。だから学ぶより楽しむ事が「音楽」だといつも言っています。
・どう解決できるか
感じる事ですね。どう感じるか?
・番号しかついていない楽曲に題名をつけてみる
・その音楽に沿ってお話を作ってみる
・その音楽をどういう時に聞きたいか考えてみる
・その音楽はどういうシーンに合うか想像してみる