4級

ショパン:ワルツ 第 1 番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」

解説

ショパンは1825年から、亡くなる前の年1848年にかけて、ワルツを約30曲作曲したと言われていますが、そのうちの数曲は手紙などで存在が知られるのみで、自筆譜は残っていないため、現在出版されているのは18曲のみとなっています。ショパンは1830年に二度目のウィーン訪問をしますが、ショパンの優美ではあるが地味とも取れる演奏は、華麗な演奏を好むウィーン市民には受け入れられませんでした。ショパンは「華麗なる大円舞曲」を通して少しでも聴衆を引きつけようと、宮廷の舞踏会らしい華やかな曲調のワルツを作曲したと言われています。

執筆者:宮崎結希

参考演奏