4級

チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ

解説

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーは、1840年に生まれた、ロシアの作曲家です。この曲は弦楽四重奏曲第1番ニ長調 作品11の2楽章目で、1871年2月に作曲されました。1876年、ニコライ・ルビンシテインによる特別音楽会でこの曲が演奏され、チャイコフスキーの隣に座っていたトルストイが感動のあまり涙したというエピソードがあります。主要なテーマは古いロシアの歌で、テキストは〈ワーニャがソファに座ってパイプをすかしている〉と言われています。チャイコフスキーはこの歌の美しさとオリジナリティ、メランコリックであるものの重たくないメロディーの流れを気に入っていたそうです。

執筆者:宮崎結希

参考演奏

  • 準備中