7級

C.P.E.バッハ:ポロネーズ ト短調Anh.125

解説

作曲者のカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714〜1788)は、音楽の父と呼ばれるヨハン・セバスチャン・バッハの第 2 子です。とても多くの作品を残し、生前の名声は父を上回るほどでした。父のバッハが 2 人目の奥さん、アンナ・マクダレーナに捧げた音楽帳には、このポロネーズなど、息子たちの作品もかなり含まれています。“ポロネーズ”とは、ゆったりとした 3 拍子のポーランドの舞曲を意味しています。16 世紀頃から宮廷舞曲としてヨーロッパ各地に広がりました。拍感と力強いリズムが特徴です。貴族の行進を意識して、華やかに演奏すると良いと思います。

執筆者:今井菜名子

参考演奏