7級

ベートーヴェン:ソナチネ 第6 番 ヘ長調 第1 楽章

解説

作曲者のベートーヴェン(1770〜1827)は、西洋音楽史において最も重要な作曲家の一人です。初期、中期、後期で作風が大きく転換していったベートーヴェンですが、この曲は初期の 1790-92 年頃、彼の少年時代の友人のために書かれました。直筆譜には曲名の記載がなく、《ソナチネの2つの楽章》または《ソナチネ へ長調》の名で今でも多くの人々に親しまれています。第 1 楽章は二部形式ですが、第 2 主題の転調を欠いたソナタ形式と解釈することもできます。活発な曲想が特徴で、強弱が頻繁に入れ替わることもポイントです。

執筆者:今井菜名子

参考演奏

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