7級

ベートーヴェン:ソナチネ 第6 番 ヘ長調 第2楽章

解説

第 2 楽章に表示されている“ロンド”の意味は“輪舞曲”で、多くの踊り手が丸い輪になって踊ることです。第 1 楽章と同様に軽やかで明るい曲調ですが、展開部では平行調であるニ短調に移り変わります。展開部ではそれまで多く使われていたスタッカートが多用されなくなり、どこか寂しい雰囲気に一転します。その後、自由に(ad libitum)との指示のある場面を経て始めの明るさを取り戻し、きっぱりと曲を終えます。大人数で楽しく踊っている様子を表現できるよう、フォルテのところは煌びやかな音色で華やかに弾くと良いと思います。

執筆者:今井菜名子

参考演奏

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