7級

グリーグ:妖精の踊り Op.12-4

解説

作曲者のグリーグ(1843〜1907)は、ノルウェーの作曲家です。ノルウェーの民族音楽や風景などから着想を得て作曲し、国民楽派の作曲家として注目されました。この曲が含まれている《抒情小曲集》は、グリーグが 21 歳のときから 58歳までもの間に作曲した多くの小品を集めて出版されたものです。全 10 集 66 曲の全てに題名がついていることが大きな特徴です。《妖精の踊り》は、ノルウェーの妖精をテーマにした楽曲で、楽譜には“とても速く、そして常にスタッカートで(Molto allegro e sempre staccato )”との指示があり、妖精が鍵盤の上を走り回るようなミステリアスな雰囲気を
持っています。

執筆者:今井菜名子

参考演奏