7級

森山智宏:雨の日のダンス

解説

森山智宏(1977〜)によって書かれたこの曲は、ショパンの「雨だれのプレリュード」をヒントに 2009 年に作曲されました。雨粒が跳ねる軽やかな様子が描かれた、お洒落な印象を受ける曲です。持続するラの音は活き活きとした躍動感のあるダンスを感じさせ、符点のリズムのメロディーや 3 連符の変奏からは浮遊感が漂います。Meno mosso からは雨の透明感が表現されているように思います。スタッカートやスラーを効果的に表現し、響きの中に雨の匂いを感じ、多彩な音色で演奏すると良いと思います。

執筆者:今井菜名子

参考演奏

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