2級

バッハ:イタリア協奏曲より第 1 楽章

解説

バッハが1734年に作曲した全3楽章の協奏曲です。「協奏曲」というもののチェンバロ独奏のために書かれており、「イタリア」という名前はイタリア風の音型を使用しているところから由来しています。バッハは当時芸術の中心地だったイタリアの作曲語法を取り入れ、オーケストラを伴う全合奏と1つの楽器による独奏、という協奏曲の対比を、チェンバロ1つで表現することを目指しました。存命時から人気が高く、1楽章は、入りの明確なテーマと繰り返される音型が特徴的です。

執筆者:竹本明星

参考演奏