3級

ショパン:練習曲 Op.25-1「エオリアンハープ」

解説

ショパンが、1832年から1836年にかけて作曲された『12の練習曲 作品25』の第1曲目として出版されました。流れるように両手のアルベジオが曲の最後まで続いています。拍の頭のメロディーを長い息で歌いながら、柔らかいタッチで曲線を描くように演奏します。ショパンは『牧童』をイメージして作曲したようですが、シューマンがこの曲聞いた時、エオリアンハープ(風によって弦が振動し音が鳴る楽器)に似ている。と言ったことから、今では『エオリアンハープ』の名で親しまれています。

執筆者:河野百花

参考演奏

冒頭譜例