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コラム

作曲家の演奏美学 第1回 フランツ・シューベルト

作曲家の演奏美学 内藤 晃 第1回 フランツ・シューベルト 証言1 シューベルトのリートの歌唱法については、今日大多数の人々の間で実に奇妙な考え方が支配的です。大部分の人々は、演劇的だと彼らの考えるやり方でリートを解釈すれば、最高の成果を上...
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『蜜蜂と遠雷』に見る音楽コンクールの魅力

『蜜蜂と遠雷』に見る音楽コンクールの魅力 神保夏子(音楽学) 『蜜蜂と遠雷』の人気 2019年秋に公開された映画『蜜蜂と遠雷』をご覧になった方は音楽関係者の間でも多いだろう。日本の架空の地方都市、芳ヶ江で行われる国際ピアノコンクールを舞台と...
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「コンクール」という日本語はどこから来たのか?

「コンクール」という日本語はどこから来たのか? 神保夏子(音楽学) コンクール、コンテスト、コンペティション。いずれも参加者が賞や順位をめぐって特定の分野で競い合うイベントを指す外来語だ。このうち、クラシック音楽の文脈で最もよく使われている...
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クラシック/ジャズ お互いの影響はどのくらい?2

クラシック/ジャズ お互いの影響はどのくらい?② ジャズ→クラシック→ジャズ 前回はジャズにおけるクラシックの影響、そしてクラシックにおけるジャズの影響をYoutubeの実例を挙げながら語ってみた。今回はさらに進んで、ジャズの影響を受けたク...
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クラシック/ジャズ お互いの影響はどのくらい?

クラシック/ジャズ お互いの影響はどのくらい? クラシック→ジャズ 一見まったく違うふたつの音楽。 普通、音楽家はどちらかが専門。聴き手もどちらかがメインというケースが多いだろうが、両方好きだという人もいるだろう。音楽家側からも、ジャンルの...
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楽器としてのピアノ

なぜ「楽器の王様」なのか ピアノは「楽器の王様」と呼ばれている。 その理由は、まずフル・オーケストラにも肩を並べる音域の広さ。そして消え入るような微かな音から、大轟音まで生み出す音量コントロールの自在さ。基本的な音量の豊かさも大切な要素だ。...